2013年04月21日
「熊野海道エクスペディション2012」 紀伊長島-新鹿
しばらくblogから離れておりました。
久々の更新です。
こんな駄blogでも更新を楽しみにしてくれてた方がいてくれるんですね。。。
本当にありがとうございます!
* * * * *
さて、5日目です。
いよいよ40km漕ぎにチャレンジ。
起床は4時。

デッキバッグにはいつもより多めの行動食とエナジャイザーの防水ヘッドライト。
出艇は6時。
久々の更新です。
こんな駄blogでも更新を楽しみにしてくれてた方がいてくれるんですね。。。
本当にありがとうございます!
* * * * *
さて、5日目です。
いよいよ40km漕ぎにチャレンジ。
起床は4時。

デッキバッグにはいつもより多めの行動食とエナジャイザーの防水ヘッドライト。
出艇は6時。
夜明けとともに漕ぎだします。

今回の旅の中でももっとも印象深いシーンの一つとなりました。
漕ぎだして直ぐに、海上での日の出を迎えました。
そう、年賀状に使った画像 ↓ は

この時Eナミさんに撮ってもらったものです。
漕ぎ始めた時はかなり寒かったので薄手のパドリングジャケットを着ましたが、
朝日を背中に浴びて漕いでいると汗ばむほど。

岬から岬へ。

水路の海面がうねりでゆっくり上下してるのが見えます。一人だったら怖くて行けない。。。

トイレ休憩で上陸したあと、島勝半島を回り込むと尾鷲の街が見えてきました。

海岸線の様子が変わってきました。

黒潮の荒波で削られた柱状節理の断崖。
今までよりもさらにダイナミックな雰囲気です!
人の力などはるかに及ばないパワーを感じます。
そうか。これが「熊野灘」の海岸線なんですね。
澄んだ秋空の下、仲間と一緒にこんなところを漕げるなんて本当に幸せです!

※ホントはもっともっと海岸線の風景を写真に収めたかったのですが、実は休憩後の再出発時にデジカメをうっかりパンツのポケットにしまってしまい、海上で取り出せなくなってました。。。
多分、九鬼の辺り?の湾奥に上陸してランチ休憩です。

湧水を沸かして入れた紅茶と、食パンにツナ+マヨ、ジャム+クリームチーズ。

大瓶入りのジャムがある辺り「船乗り」っぽいですよね。
チープといえばチープな内容ではありますが(汗)、ツアー中は何食べても美味しいっす。
すっかり「食いキャラ」が定着した僕ですが、この時も食パン4枚位食べてたような気がする。。。
このあとも海岸線を楽しみながら漕いで行きます。


うねりが押し寄せ波が砕ける岩場の水路を前に、海上で浮かびながらの休憩。

シバタさんを中心に集合。
「この先の水路を如何に通過するか?」を話し合っているようにも見えますが、実際には
「カレー鍋の具には何が良いか?」を話し合っているところです(笑)。
隠れ岩で底を擦りましたが、水路も無事に通過。
日が傾いてきてます。雲も少し出てきました。

楯ヶ崎を過ぎ、しばらく進んだところで「この先に洞窟がありますよ。」とシバタさん。
「?」と漕いで行くと・・・

おおーっスゴイ!これが通称「ガマの口」ですね!
以前からalgaforestやpaddlecoastのHPでその画像を見て、一度見てみたい!と思っていました。
<柱状節理>
溶岩が冷えて固まる時に、溶岩の体積が縮むことで生じた規則的な割れ目なんだそうです。
楯ヶ崎周辺のほか、よく知られたところでは北海道の層雲峡、越前の東尋坊、木曽の寝覚ノ床、
九州の高千穂渓なども、柱状節理の景勝地ですね。熊野市のhpによると、楯ヶ崎は「日本書紀では
神武東征の際の上陸地として記され、また平安時代の歌人・増基法師の紀行文には、
『神のたたかひたる処とて、楯をつらねたるやうな巌どもあり』と詠まれています。」とのこと。
ふむふむ。
恐る恐る中に入ってみると、奥行きはそれほどないのですが・・・

まるで沢山の大きな象が一斉に足元の我々を踏みつぶさんと持ち上げた足のようです。
こんなところへ来られるのもシーカヤックならでは。
自分でもここまで来れたんだ、とちょっと感動です。
そして・・・
西へと目を向ければ、折り重なって見える岬の遥か先に、微かに見える白い煙。

「新宮(正確には鵜殿村?)の工場の煙突から出る煙が見えてますね。」
新宮だ!
とうとう見えた新宮のランドマーク。
でも時刻は16:00前。
今日は新鹿の浜へと向かいます。

浜に打ち寄せる波が大きくなり始めてましたが、全員無事に上陸。

夜明けの6:00から漕ぎ始めて、日没前の16:30に到着。
上出来でした。
もっと「苦行」になるかと思いましたが、(もちろん疲れたけど)楽しく漕ぎきることが出来ました。
ま、時間が経つと苦しかったことは忘れがちですけどね。
東屋の下での夕食です。

既に降り始めた冷たい雨に加え、今後は風、波ともに強まると天気予報が告げています。
ということで明日は停滞日とし、クルマを回送することに決定しました。
(続く。 はず。)

今回の旅の中でももっとも印象深いシーンの一つとなりました。
漕ぎだして直ぐに、海上での日の出を迎えました。
そう、年賀状に使った画像 ↓ は

この時Eナミさんに撮ってもらったものです。
漕ぎ始めた時はかなり寒かったので薄手のパドリングジャケットを着ましたが、
朝日を背中に浴びて漕いでいると汗ばむほど。

岬から岬へ。

水路の海面がうねりでゆっくり上下してるのが見えます。一人だったら怖くて行けない。。。

トイレ休憩で上陸したあと、島勝半島を回り込むと尾鷲の街が見えてきました。

海岸線の様子が変わってきました。

黒潮の荒波で削られた柱状節理の断崖。
今までよりもさらにダイナミックな雰囲気です!
人の力などはるかに及ばないパワーを感じます。
そうか。これが「熊野灘」の海岸線なんですね。
澄んだ秋空の下、仲間と一緒にこんなところを漕げるなんて本当に幸せです!

※ホントはもっともっと海岸線の風景を写真に収めたかったのですが、実は休憩後の再出発時にデジカメをうっかりパンツのポケットにしまってしまい、海上で取り出せなくなってました。。。
多分、九鬼の辺り?の湾奥に上陸してランチ休憩です。

湧水を沸かして入れた紅茶と、食パンにツナ+マヨ、ジャム+クリームチーズ。

大瓶入りのジャムがある辺り「船乗り」っぽいですよね。
チープといえばチープな内容ではありますが(汗)、ツアー中は何食べても美味しいっす。
すっかり「食いキャラ」が定着した僕ですが、この時も食パン4枚位食べてたような気がする。。。
このあとも海岸線を楽しみながら漕いで行きます。


うねりが押し寄せ波が砕ける岩場の水路を前に、海上で浮かびながらの休憩。

シバタさんを中心に集合。
「この先の水路を如何に通過するか?」を話し合っているようにも見えますが、実際には
「カレー鍋の具には何が良いか?」を話し合っているところです(笑)。
隠れ岩で底を擦りましたが、水路も無事に通過。
日が傾いてきてます。雲も少し出てきました。

楯ヶ崎を過ぎ、しばらく進んだところで「この先に洞窟がありますよ。」とシバタさん。
「?」と漕いで行くと・・・

おおーっスゴイ!これが通称「ガマの口」ですね!
以前からalgaforestやpaddlecoastのHPでその画像を見て、一度見てみたい!と思っていました。
<柱状節理>
溶岩が冷えて固まる時に、溶岩の体積が縮むことで生じた規則的な割れ目なんだそうです。
楯ヶ崎周辺のほか、よく知られたところでは北海道の層雲峡、越前の東尋坊、木曽の寝覚ノ床、
九州の高千穂渓なども、柱状節理の景勝地ですね。熊野市のhpによると、楯ヶ崎は「日本書紀では
神武東征の際の上陸地として記され、また平安時代の歌人・増基法師の紀行文には、
『神のたたかひたる処とて、楯をつらねたるやうな巌どもあり』と詠まれています。」とのこと。
ふむふむ。
恐る恐る中に入ってみると、奥行きはそれほどないのですが・・・

まるで沢山の大きな象が一斉に足元の我々を踏みつぶさんと持ち上げた足のようです。
こんなところへ来られるのもシーカヤックならでは。
自分でもここまで来れたんだ、とちょっと感動です。
そして・・・
西へと目を向ければ、折り重なって見える岬の遥か先に、微かに見える白い煙。

「新宮(正確には鵜殿村?)の工場の煙突から出る煙が見えてますね。」
新宮だ!
とうとう見えた新宮のランドマーク。
でも時刻は16:00前。
今日は新鹿の浜へと向かいます。

浜に打ち寄せる波が大きくなり始めてましたが、全員無事に上陸。

夜明けの6:00から漕ぎ始めて、日没前の16:30に到着。
上出来でした。
もっと「苦行」になるかと思いましたが、(もちろん疲れたけど)楽しく漕ぎきることが出来ました。
ま、時間が経つと苦しかったことは忘れがちですけどね。
東屋の下での夕食です。

既に降り始めた冷たい雨に加え、今後は風、波ともに強まると天気予報が告げています。
ということで明日は停滞日とし、クルマを回送することに決定しました。
(続く。 はず。)
Posted by o-papa at 21:04│Comments(10)
│シーカヤック
この記事へのコメント
更新待ってました~!
待望のメインイベントですね。
話には聞いていましたが、結構余裕で漕ぎきってるじゃないですか!
さすが!
さすがと言えば、食いキャラのo-papaさんですね。
食べ物は大切ですよね。
一日の中で最大の楽しみといっても過言ではないですし・・・(笑)。
毎回写真見て思うんですが、なんて海のきれいなこと!
南紀の方はなんとなく青い海、ってイメージがあったんですが、
こちらもとても青く、透き通った海ですね。
砂浜よりも岩がちってこともあるんでしょうけど、
南紀に比べたらあまり海岸線まで人がこれないこともあるんでしょうか。
カヤックにキャンプ道具積んで車や歩きでは行けないところでのキャンプ、あこがれです。
待望のメインイベントですね。
話には聞いていましたが、結構余裕で漕ぎきってるじゃないですか!
さすが!
さすがと言えば、食いキャラのo-papaさんですね。
食べ物は大切ですよね。
一日の中で最大の楽しみといっても過言ではないですし・・・(笑)。
毎回写真見て思うんですが、なんて海のきれいなこと!
南紀の方はなんとなく青い海、ってイメージがあったんですが、
こちらもとても青く、透き通った海ですね。
砂浜よりも岩がちってこともあるんでしょうけど、
南紀に比べたらあまり海岸線まで人がこれないこともあるんでしょうか。
カヤックにキャンプ道具積んで車や歩きでは行けないところでのキャンプ、あこがれです。
Posted by しか at 2013年04月21日 23:24
しかちゃんさんさっそくのコメントありがとう。
営業再開しました。
>話には聞いていましたが、結構余裕で漕ぎきってるじゃないですか!
二日目が一番しんどかったです。
そのあとは体が慣れてしまったのかもしれません。
気が付いたら漕ぎきってた、という感じ。
ガイドのシバタさんの技量かもしれません。
特に秋といういこともあり、海は水が澄んでました。
この辺りの海岸線は人の気配が少ない所が多く、
海の色が濃かったです。
>カヤックにキャンプ道具積んで車や歩きでは行けないところでの
>キャンプ、あこがれです。
行こう!
ボイジャーでも行けるところはあるし、
僕がファルトを買ったら(いつ買うか?今でしょ。笑)、Shadowを貸して
あげるから一緒に行こう!
営業再開しました。
>話には聞いていましたが、結構余裕で漕ぎきってるじゃないですか!
二日目が一番しんどかったです。
そのあとは体が慣れてしまったのかもしれません。
気が付いたら漕ぎきってた、という感じ。
ガイドのシバタさんの技量かもしれません。
特に秋といういこともあり、海は水が澄んでました。
この辺りの海岸線は人の気配が少ない所が多く、
海の色が濃かったです。
>カヤックにキャンプ道具積んで車や歩きでは行けないところでの
>キャンプ、あこがれです。
行こう!
ボイジャーでも行けるところはあるし、
僕がファルトを買ったら(いつ買うか?今でしょ。笑)、Shadowを貸して
あげるから一緒に行こう!
Posted by o-papa at 2013年04月22日 20:38
夕焼けの中は漕いだことはありますが、朝焼けの中を漕ぐものいいですね。
もっと暖かくなったら早朝カヤックやってみようかな。
最近更新がなかったのでニュージーランドから帰られて忙しいのかなと思ってました。5月くらいにご一緒できるといいですね。
ほぼ確定情報です。
6月最終週に今年もカヤックジャンボリーが開かれるそうです。
9/8に第2回志摩里海シーカヤック大会開催
もっと暖かくなったら早朝カヤックやってみようかな。
最近更新がなかったのでニュージーランドから帰られて忙しいのかなと思ってました。5月くらいにご一緒できるといいですね。
ほぼ確定情報です。
6月最終週に今年もカヤックジャンボリーが開かれるそうです。
9/8に第2回志摩里海シーカヤック大会開催
Posted by びん at 2013年04月22日 21:07
びんさんこんにちわ!
まだ星が見える時間に起床するのはちょっとツラく、
日の出前に漕ぎだすのはかなり寒かったです。
でも、お日様とともに活動している実感がありましたし、
海に浮かんで漕ぎだせば「これぞエクスペディション!」と
モチベーションはアゲアゲでした。
カヤックジャンボリーは今年も古和浦での開催?
実はFRP艇を漕いだことが一度も無いので、
試乗してみたいなーと思ってます。
いろんなガイドさんが集まってくるようですし、
面白い話も聞けそう。
6月最終週なら行けるかも。
志摩里海はどうしようか思案中です。
市長さんは「ここを日本一のシーカヤックリゾートに!」
なんてかっこいいこと言ってたのに、
結局次郎六郎の浜は「志摩自然学校」以外は使用禁止なんですよね。。。
うーん。
まだ星が見える時間に起床するのはちょっとツラく、
日の出前に漕ぎだすのはかなり寒かったです。
でも、お日様とともに活動している実感がありましたし、
海に浮かんで漕ぎだせば「これぞエクスペディション!」と
モチベーションはアゲアゲでした。
カヤックジャンボリーは今年も古和浦での開催?
実はFRP艇を漕いだことが一度も無いので、
試乗してみたいなーと思ってます。
いろんなガイドさんが集まってくるようですし、
面白い話も聞けそう。
6月最終週なら行けるかも。
志摩里海はどうしようか思案中です。
市長さんは「ここを日本一のシーカヤックリゾートに!」
なんてかっこいいこと言ってたのに、
結局次郎六郎の浜は「志摩自然学校」以外は使用禁止なんですよね。。。
うーん。
Posted by o-papa at 2013年04月23日 12:37
更新する気があったんですね(笑)
でも今回の一日は見所もいっぱいあっていい一日ですね。
しかしようやりますね。ひょっとしてM?
私は見てるだけにしておきます。
でも今回の一日は見所もいっぱいあっていい一日ですね。
しかしようやりますね。ひょっとしてM?
私は見てるだけにしておきます。
Posted by LG-2 at 2013年04月23日 18:14
ちょっと間違ってましたジャンボリーは6/22-23だそうです。場所は尾鷲の元須賀利浜。
Posted by びん at 2013年04月23日 20:45
すばらしい!! 日の出漕ぎにガマの口、自力で漕いで行くからこその醍醐味ですね。
カヤックジャンボリーは6月22-23みたいですよ~。場所は尾鷲の小山浦あたりからの出艇で元須賀利浜でキャンプ。というのが今のところみたいです。
カヤックジャンボリーは6月22-23みたいですよ~。場所は尾鷲の小山浦あたりからの出艇で元須賀利浜でキャンプ。というのが今のところみたいです。
Posted by スクロール at 2013年04月23日 20:50
LG-2さんこんにちわ。
更新する気が無かったわけではありません(汗)
紀伊長島から先は海岸線の雰囲気がガラリと変わりました。
まさにハイライトでしたね。
Mといえばそうかもしれませんが、山登りも同じですよね。
ただ、「頂上」に該当するものはありませんけど。
これからもレポートしていきますので
見てるだけでも楽しんで下さい。
更新する気が無かったわけではありません(汗)
紀伊長島から先は海岸線の雰囲気がガラリと変わりました。
まさにハイライトでしたね。
Mといえばそうかもしれませんが、山登りも同じですよね。
ただ、「頂上」に該当するものはありませんけど。
これからもレポートしていきますので
見てるだけでも楽しんで下さい。
Posted by o-papa at 2013年04月24日 19:47
>ちょっと間違ってましたジャンボリーは6/22-23だそうです。
>場所は尾鷲の元須賀利浜。
びんさん了解しました。
てか、どこから情報仕入れてるんですか???
>場所は尾鷲の元須賀利浜。
びんさん了解しました。
てか、どこから情報仕入れてるんですか???
Posted by o-papa at 2013年04月24日 19:48
スクロールさんコメントありがとうございます。
ガマの口は感動的でした。
まだ行ったこと無い人には是非行って欲しいですね。
山登りと同じで、暗いうちに起床するのはかなり辛いけど
早くから行動すると遠くまで行けますね。
それと、毎日変わらず朝になればお天道様が登ってきて
照らしてくれるありがたさを実感します。
ジャンボリーはシバタさん以外、ほとんど会ったことない人ばかり
でしょうけど、是非参加したいです。
元須賀利辺りは熊野海道の時は寄らずに通過したので、
一度行ってみたかったんです。
きっとびんさんスクロールさんとお会いできることを
楽しみにしています!
ガマの口は感動的でした。
まだ行ったこと無い人には是非行って欲しいですね。
山登りと同じで、暗いうちに起床するのはかなり辛いけど
早くから行動すると遠くまで行けますね。
それと、毎日変わらず朝になればお天道様が登ってきて
照らしてくれるありがたさを実感します。
ジャンボリーはシバタさん以外、ほとんど会ったことない人ばかり
でしょうけど、是非参加したいです。
元須賀利辺りは熊野海道の時は寄らずに通過したので、
一度行ってみたかったんです。
きっとびんさんスクロールさんとお会いできることを
楽しみにしています!
Posted by o-papa at 2013年04月24日 19:59
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