「北ア部」活動報告 槍ヶ岳 その2
天狗原分岐を越え、斜度がキツくなった登山道を行くと、
ガスの中からおもむろに現れました!
AM03:00
クマの襲撃に会うこともなく(汗)、ババ平のテント場で迎えた穏やかな朝(夜?)。
しかしっ!
ここで「思わぬ事態」が。
LG-2さんが酷い頭痛に苛まれているとのこと。まともに動けないようです。
どうやら2000mという標高による
高山病の症状のようです。
ホントに残念なのですが、一人下山の決断をされました。
上高地まで下れば症状は収まるだろうし、
快適なテント場や売店もあるので大丈夫とは思いますが・・・。
準備完了し、LG-2さんに見送られて出発。
LG-2さんの分までしっかり歩いて風景を見てきますねっ!
本日は快晴です。
行く手の山並みに朝日が当たってきました。
槍沢沿いの道、徐々に標高を上げて行きます。
振り返れば、U字型の氷河地形がより一層明確になってきました。
道ははっきりしているので迷うことはありませんが、
時々こうして地図と周囲の風景を見比べ、
現在地や見えている山の名前を特定しながら歩いていきます。
見事です!
LG-2さんにも見せてあげたかったなあこの風景。。。
雪渓とシナノキンバイ。
いよいよ最初の雪渓を歩きます。
踏み跡があるので、アイゼンなしでもなんとか大丈夫。
雪とはいうものの、ほぼ氷です。
トレッキングポールは先端のラバーキャップを外して滑らないようにします。
息を飲む風景です。
こんな場所が日本にあったなんて!
テンション上がります。
張り出した大岩の上でフォーショット。
美しいトレイルを行くと・・・
槍、とうとう現れました!
あぁ、なんという、
堂々たる姿!
突き抜けてます。
今まで見てきた、どの「ヤマ」とも違います。
強烈な
存在感。
背筋がゾクゾクして、目頭が熱くなります。。。
完全にヤラれてしまいました。
「あそこまで行くんだ。」と、気持ちも新たに。
雪渓、ガレ場を越えて
少しずつ近づいていきます。
「坊主岩小屋」
小屋といっても建物ではなくて、岩が折り重なってできた空間。
槍ヶ岳の開祖「播隆上人」がここでビバーグしたんだそうです。
この風景、青空に
tekapo部長もご満悦!!
登頂の前にまずは「殺生ヒュッテ」を目指します。
時々立ち止まっては、この勇姿をココロに焼き付けます。
ガレ場を何度も折り返して
ここを登りきれば「殺生ヒュッテ」に到着。
ヒュッテ受付でテント場使用料を支払い、
サイトに荷物をデポします。
ここから山頂直下の「槍ヶ岳山荘」までは標高差約200m、40分。
ガレてて滑りやすい道ですが、大きな荷物は置いてきたので身軽で歩きやすい。
振り返れば殺生ヒュッテがもうあんなに小さく見えます。
「槍ヶ岳山荘」到着!
とうとうここまで来てしまいました。
あんなに遠くに見えてたのに、少しずつでも歩いていけば必ず辿り着けるんですね。
あ、ちょっとガスってきたぞ。
さあ、いよいよ山頂アタック!
モチベーションは高いのですが、クサリ場、岩場、ハシゴ・・・
高度感に打ち勝って登りきることができるのかっ!?
(続くよ。きっと。)
※今回もtekapoさん、しかちゃんから提供された画像を一部使用しております。
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