6:45
法華院山荘での快眠から目覚め、朝食です!
内容は至ってオーソドックスですが、
とても美味しい!
やっぱり
ご飯をお代わりしたo-papa+兄A。
しっかり支度して
07:40
いざ出発!
お世話になりました~。
山荘の裏手のコンクリ坂を登り、砂防ダム沿いに「
スガモリ越」を目指します。
二日目のコースについては、当初は妹Nのモチベーションを考慮して(汗)
昨日のルートを逆に長者原へと戻ろうかな、と思っていたのですが、それじゃあやっぱり面白くない。
昨日の様子(案外元気な妹N)を元に検討した結果、
「
スガモリ越」「
久住分かれ」経由で「
牧の戸峠」へ下ることにしたのでした。
途中、日陰には残雪。気温は約4℃です。
周囲は次第に、笹や木から火山性の角張った岩に。
黄色のペイントを辿って登りきれば、そこから突然視界が広がり、
「北千里ヶ浜」です。(※冒頭画像共。)
向こうに噴煙を上げる
「硫黄山」の姿が!
平成7年に噴火し、当時は周囲立ち入り禁止になっていたそうです。
「
北千里ヶ浜」の平坦な砂礫の道を、積まれたケルン沿いに進みます。
「スガモリ越」の避難小屋の手前で、我々は分岐を南へ。
いよいよ噴煙を上げる「硫黄山」の真横を通ります!
ときおり濃厚な硫化水素の匂いが。。。
風に吹かれて棚引く噴煙は、我々の進行方向に。マジ!?
あのてっぺんまで登ります。↓
周囲に人工物がなく、さらに風景がちょっと霞んでいるので、なんだか距離感がおかしくなってきます。
いかに狭い視野の中で日常生活をしているか、が良くわかりますね。
「注意」と言われても・・・
とりあえず登っていくしかありません(汗)。
ようやく鞍部となっている「
久住分かれ」に到着。
本来ならこの向こうに阿蘇山とカルデラの広がりが見えているはずなのですが、
この日は生憎ガスってました。。。
久住分かれにはコンクリで出来た避難小屋(東屋風)とトイレ(この日はまだ冬季閉鎖中でした。)があります。
このあとは「牧ノ戸峠」目指して北西へ向かう予定でしたが、時間にも余裕があるし、せっかくなので
ここから片道30分程度の「久住山」山頂を目指すことを決断!
岩だらけの尾根道を行きます。
ペイントもはっきりしてるし、霧さえなければ歩きにくくはありません。
頂上が見えてきたよ。ガンバレ!
10:20
登頂!
1786.5m
九州本土で三番目の高さです。
かなり早いけど、山荘で作ってもらったお弁当を頂きまーす。
これで、ザックの中身は軽量化。(笑)
お弁当を食べ終わった頃、なんと雪がちらついてきました!
それぞれレインウェア、ハードシェルを着込み、早々に下山です。
「久住分かれ」まで戻り、西へ。
岩場を越えると
「西千里ヶ浜」
「ジュラシックパーク」の撮影場所(ハワイ島?)みたいな雰囲気です。
しばらくは平坦な道。
「
扇ヶ鼻分岐」からは下りですが、火山地帯特有のヌタヌタの黒泥道です。
滑りやすいので注意。
このままずっと下りかと思いきや、「
沓掛山」の手前には六甲山ばりの岩場がありました。
左から巻けば、梯子があるのでラクチン。
岩場を越えると、ようやく右前方に長者原温泉の噴気が見えてきました。
やまなみハイウェイを走る車やバイクのeg音が微かに聞こえてきます。
ゴールは近い。
コンクリの階段と坂道で一気に「牧ノ戸峠」へ下ります。
実は、ココが最も膝に堪えました。。。
13:10
無事に「
牧ノ戸峠」の売店まで下山。
次のバスが来るまで1hr以上あるので
妻子が休憩している間、3kmほど下った長者原までクルマを取りに行くことに。
やまなみハイウェイは路肩が狭いので、平行して設けられている「九州自然歩道」へ。
空身なので、体が軽い!
LA SPORTIVAのブーツは軽くて足首の自由度もあるので、駆け足で下ることができました。
約20分で「長者原ビジターセンター」のパーキングに到着。
何やら人だかりが。消防車も待機しています。
ちょうど、昨日最初に歩いた「タデ原湿原」周辺の「野焼き」をしているところでした!
見れてラッキー☆
乾いた草がメラメラと燃えていきます。炎の高さは時に人の身長の倍以上に。
いよいよ、阿蘇・くじゅうに本格的な春が来るんですね。
・・・でも今日は寒い!
「筋湯温泉」のうたせ湯で温まった後、別府港へと向かいます。
今日は「由布岳」もガスってます。
フェリーは定刻通りに出港。
ありがとう、九州!
二日目は晴天に恵まれませんでしたが、
憧れの久住山、始めての山荘宿泊、家族全員でのトレッキングを満喫し、雄大な風景でココロがリセットされました。
さて、
子供達はグレることはなく思春期を越えていってくれるでしょうか?(笑)
え?まだ足りない?
んー。仕方がないなあ(←嘘)。また行くか!?(^ ^)