答志島へ

o-papa

2012年10月30日 08:56

「二見海岸から出て答志島に行きます。昼食は島のまるみつ寿司でランチです。状況がよければ、答志島を一周します。なかなかいい距離になります。」

シバタさんからのメールに「行きます行きます!」と二つ返事で返信。
ということで、まるで追い波に乗ったシーカヤックのごとく、イキオイは止まらず。。。
またまたalgaforestのツアーに参加してきました!

集合は二見浦海水浴場の駐車場。

シバタさんの横で準備。
巨匠ですが、気さくです。

海水浴場の砂浜から出艇します。
シバタさんと他の参加者2名は既に出艇して漕ぎだしてます。
もたもたしてたらおいてけぼりになりそう。
結構な波ですが行くしかない。

タイミングを見計らってえいやっと乗り込む。
いきなり波をかぶってコクピット内にかなりの水が入る。
波頭が崩れないところまで急いで漕いで行ってようやくスカートをはめる。

一安心。
と思いきや、結構な風とうねりを横から受けながら東へ向かって漕ぐことになります。
ひえ~っ!
こう見えても(?)初心者なんですけど・・・
カメラを取り出す余裕もなく。。。夫婦岩を裏側から撮影しようと思っていたのに。
ゆっくり目で見てる余裕すらありませんでした。

最初の島「飛島」の影に差し掛かって、ようやくうねりが少し収まり、カメラを取り出す余裕が出来ました。

今日も良い天気です。ちょっと暑い位。
モンベルの薄手のジャケットを持って行きましたが、結局はウィックロンのロンTでOKでした。

水のボトルをコクピット内に入れたまま出艇したら、足先のほうへ転がってしまい
手が届かなくなってしまいました。
このままでは脱水!?
ペダル位置もきちんと合ってなかったので、休憩を申請しました。

飛島の一番西側の小さな島に上陸。
この辺り、たまにスナメリが現れるんだとか!
見てみたいなー。

さて、休憩後はまたずんずん漕いで行きます。
イルカ島と答志島の間は航路になっており、
漁船、釣り舟、遊覧船、巡航船などがひっきりなしに通ります。
おまけに、幅10m程度?のまるで川のような潮流が。。。
うぉー、ひぇ~とか言いながら、なんとか渡り切りました。
ここで沈したらどうなるんやろう?
コワいから考えるのやめよう(笑)。

答志島の南側は比較的穏やかでした。


巨匠の指差す方向は菅島の東端ですね。


途中、スナメリならぬ、黒いウェット姿の海女さんを見かけました。
一応地元民ではありますが、業務中の「天然の海女さん」を間近で見るのは初めて(!)。
やっぱり潜水時間長いなー。

答志の建物が見えてきましたが、それからが長い・・・
お腹も減ってきて、ちょっと辛くなってきました・・・。
カメラを取り出す気力が・・・。

ようやく港の横の砂浜に上陸。

思えば遠くへ来たもんだ~って気分になります。
鳥羽市からはそんなに離れてるわけではないのですが、
「島」特有の空気感が、日常とは異なる時間の流れを感じさせます。

ちょうどお昼時。向かうのは

浜から歩いて0.5分の「まるみつ寿司」さん。
地元で獲れた新鮮な魚で評判のお店です。
わざわざ巡航船に乗って食べにくる人もいるそうです。
最近、答志島はNHK-BSのドラマの舞台にもなりましたしね。

たこ。


そして海鮮丼。

さっきまで動いていたエビ。めちゃ濃厚でこりこりしてて美味しかったっす!

海鮮丼を堪能したあとは浜でのんびり。

あー、このままここで一泊・・・。

というわけにもいかず、島を離れます。

寿司パワーでぐんぐん漕いで行きます。

途中、シバタさんと並漕しながら、「食」についてお話ししました。
ちょっと調子に乗って色々言い過ぎたかも。お恥ずかしい。。。

風を避けて入江に入り、船上で休憩。

この先、針路をどう取るか?検討中。

出艇地にまっすぐ戻るとすると、まともに右斜め前方から風を受けることが予想されます。
ということで、小浜の漁港を目指します。

相変わらずひっきりなしに船が通りますが、
午前に比べれば波も風も弱くなっていて、難なく航路を横切ることが出来ました。

小浜の漁港のスロープをお借りして上陸。
そこにあるバス停からバスに乗り鳥羽駅へ。
JRは待ち時間があったので、タクシーに乗って回送しました。


前回の古和浦ツアーでは、人間の生活による影響をあまり受けていない、
貴重で神秘的な「自然」に触れましたが、
今回は人の生活圏内のツアーであり、かなり趣は異なりました。

どちらも、シーカヤックならではですね。

こうして何度かツアーに参加することで、
技術の向上だけでなく、フィールドの情報を少しずつ得ていこうと思っています。
また、「ツアー」というものも、出艇してから帰還するまでが一つの小さな「生活単位」であって
どのように計画し、どのように過ごす(運営する)か?を
経験豊かなガイドから学ぶ、という意味もあると思っています。

自転車に関してはほとんど素人で大学のクラブに入り、
旅の仕方を先輩から学んでいきました。
しかし、社会人になって何か新しいアクティビティを始めるとなると、
身近に同好会やクラブなどがなければ、
ある程度の出費を覚悟して、まずはコマーシャルツアーに参加して経験を積んでいくのが
一番現実的で安全なのかなと思っています。
つまり、近い将来、フリーに安全・楽しさを得るための投資ですね。

次はいよいよ、「漕ぐことに目標を設定したツアー」=エクスペディション に挑戦です!

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