シーカヤックツアー@五ヶ所湾

o-papa

2012年09月17日 21:15


台風の影響で「古和浦」から「五ヶ所湾」に変更となった「Paddlecoast」さんのツアー。
「台風によるうねりが高く、ザサ浜には上陸できないかもしれないので、本日のツアーは五ヶ所湾に変更します。」
名阪国道を走行中に連絡を受け、改められた集合地「宮リバーパークわたらい」に向かいます。
途中で余裕カマし過ぎて、到着は9:30ぴったりに(汗)。


第四駐車場で受け付けを済ませ、五ヶ所へ向けて移動開始。


本日の参加者は東京から来られた女性と名古屋の男性と僕の3名。
(奥のシットオンは釣りの方です。)


厚くて低い雲が山を覆っています。


それでも、時折雲の隙間の青空から差し込む陽光。


僕以外の2名の参加者は、昨日の「紀伊長島無人島ツアー」にも参加されていたそうです。
そちらも面白そうです。行ってみたかったなあ。


断崖の上に、高級な別荘がたくさん建ってるんですねー。
実は地元民ですが、初めて見ました。
自家用ボート、船着き場、陸揚げ用クレーンを備えている家もいくつかありました。


静かな入江に入っていくと、そこには無数のタコクラゲ!
カメラを水に浸けて撮りました。


ランチ休憩のため、浜に上陸します。


伊勢の船大工の末裔で、かつては「Paddlecoast」ブランドのシーカヤックを伊勢で造っておられたというガイド・インストラクターの吉角さん。

ハッチから取り出した道具と食材で手際よく料理してくれます。
今日のメニューはトマトソースのパスタ。
インスタントやレトルトのソースは使わず、ニンニクと唐辛子をオイルで炒めるところから手作り!
すごいです!
今までいくつかのデイツアーに参加しましたが、こんなのは初めて!


ランチの完成を待つ間、浜でシュノーケリング。
まだまだ水温は高いです。
タコクラゲと一緒に泳いでみました!


ランチ完成!!
吉角シェフが自宅の庭で朝採りしたという生バジルの色と香りが堪りません!
生バジルは、ポットに入れた冷水に浸して持参するという、この気遣い。
スバらしいです!
仮にこのランチを食べるだけのために参加したとしても、きっと満足しますよ!
ご馳走様でしたー!

ランチの後は、珈琲を飲みながら他の参加者とお話しました。
女性参加者は、なんとあの「熊野街道エクスペディション」に2度参加されたとのこと。
そのほか知床や西表なども漕がれたというツワモノガールでした!
恐るべし!
男性参加者は僕も浪人時代に生息していた名古屋の今池にお住まいだったとのことで、今池ローカルの話で盛り上がりました。
久々に「丸福」の味噌煮込みが食べたくなりましたよKさん。


さて、十分休憩したあとは、前方に見えている灯台近くまで行ってみましょう、ということに。


「穏やかなフィールド」の代名詞のような五ヶ所湾ですが、
湾の開口部が見えるこの辺りまで来ると、さすがに台風の影響の波風が強まります。
灯台の下の岩礁域で波が白く弾けているのが見えます。


斜めからの波風に翻弄され、緊張感が高まります。
一周したかったけど、吉角さんの判断によりここで折り返すことに。


沖のほうから雨雲が追いかけてきました。


向かい風を避けて大回りするルートを取り、小さな浜で休憩。
ここで吉角さんから艇やパドルのことを色々教えてもらいました。


パラっと雨に降られましたが、雨雲もどこかへ行ってしまい、また青空が見えてきました。
この光景を見ながら漕いでたら、なぜか幸福感が湧きあがってきました。
「あー、シーカヤック始めて良かったなー」
としみじみ感じます。


島沿いに漕いで行くと、風景は一転。
まるで西表?
でもちょっと違う、志摩のリアス式海岸の独特な雰囲気です。


海苔網を避けて漕いで行きます。
海と緑が近い。


島の裏側を回りこめば、出艇地の浜が見えてきました。
もう終わりか・・・。なんだか残念。このままもっと漕いでいたい!
そんな気分になります。


心配した天候も、大きく崩れることはなく、とても楽しい&美味しいツアーでした。
英虞湾同様、実は実家のすぐ近所なのに、全然知らなかった五ヶ所湾。
ここも素晴らしいフィールドです。
基本的には穏やかで、独り漕ぎもできそうですが、
入り組んだ海岸線と島々に囲まれたところなので、迷わないよう地形図は必携ですね。
また、上陸できる浜は意外に少ないし、岸から離れていても牡蠣が付いた岩が隠れていたりするので
ファルトの方は要注意です。

次はいよいよ古和浦かな!?

なお、ご存知の方も多いと思いますが、パドルコーストの吉角さんは
地元伊勢の季刊ローカル誌「NAGI」で三重を中心としたシーカヤッキングの記事を連載していて、
このほど、それをまとめた本
「手漕ぎ隊が行く」 

が発売されました。

裏表紙右上のサーフィンの画像、カッコ良すぎます隊長!

美しい画像も満載で、おススメです!


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